講座やセミナーに必要不可欠な「レジュメ」のお話です。
いろいろなセミナーや講座に関わらせていただく中で思うことは、そのセミナーや講座がとっても魅力的な内容だったり、とてもためになるセミナーだったりするのに、レジュメが非常にわかりづらく少々残念なものが意外と多いことです。
最近では、パワーポイントやワードなどのPCで資料を作ることも簡単な時代なので講師自らレジュメを作られていることも多いですね。
講師やセミナーの内容によっては、手元の資料では無く、スライド形式のレジュメだけにしている講師もいらしゃいますが、手元のレジュメ・スライド式共にレジュメのお話です。
レジュメとは、ご存じの通り直訳すると「概要」「要約」「履歴書」という意味のものですが、セミナーや説明会、プレゼンテーションにおいてはその伝えたい内容のポイントになる部分や要点を記載した資料。という感じでしょうか?
しかし、よく見かける資料は、ざっくりこんな感じ。
●セミナーの内容をそのまま書き並べてしまっているもの
●余計な説明が多く記載されて要点がつかめないもの
●メリハリも無く講師の原稿のごとく文章が沢山並べてありどこを見ながら説明を聞けば良いのか迷ってしまうもの
などなど、、、
せっかくすばらしいセミナーであっても「全く頭に入ってこない!」とても残念な状況になってしまうことも。
もっとも、講師側は色々伝えたいことが多くありますので、あれやこれや記載したくなる心理はよーくわかります。
レジュメをつくる際に、講師目線では無く、参加者や受講生目線でつくる発想をもってみると資料の作り方も変わってくるかもしれませんね。
◎どんなレジュメだったら自分の伝えたい部分がシンプルに伝わるのか。
◎どんなレジュメだったら見やすいのか。
◎どんなレジュメだったら受講生が迷わなくてすむか。
◎どんなレジュメだったら理解しやすいのか。
などをしっかり考えながらレジュメを作ることも大切だと思います。
たかがレジュメですが、されどレジュメ。
レジュメの作り方一つで、受講生の立場になって気配りができる講師か否かが見えてしまうアイテムです。
レジュメの作り方一つで、その講師の意識の高さや気配りが丸見えになってしまうアイテムです。
レジュメは配った数だけ、一人歩きをしてものを言います。
もう一度、冷静な目で、現在使っているレジュメを検証してみてはいかがでしょうか。参加者や受講生や周りの講師から「先生の資料はわかりやすいですよね。見やすいですよね」と言われる資料作りを是非。
参考になれば幸いです。